法人投資家向け 私募ファンド / 系統用蓄電池

脱炭素を支え、収益を生む。

系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの拡大と電力系統の安定を支える社会インフラであり、同時に、供給が需要に追いつかない市場から収益を生む実物資産です。確定・連系済みの高圧蓄電所を、GK-TKファンドを通じて法人で保有 ── 取得・運用・保守は、工学博士が率いるサイエンスエックスの体制で担います。

需要 vs 実装 ── 系統用蓄電池(全国)
接続申込(参入したい量)約2,400万kW / 前年比 3.9倍
連系済み(実際に建っている量)実現率 0.3%

必要とされているのに、ほぼ建っていない。= 確定・連系済みの蓄電所は、希少。

高圧 2MW / 8MWh
投資対象(複数基)
運用 10年
2027年 運用開始想定
収益 三本柱
調整力・容量・卸電力
GK-TK 私募
合同会社+匿名組合出資
運用は当社体制
保有・運用・保守を一括
本ページは情報提供を目的とするものであり、特定の有価証券・匿名組合出資持分の取得を勧誘するものではありません。出資持分の私募の取扱い・お申込みは、関係法令に基づき、第二種金融商品取引業の登録を受けた事業者を通じて行われます。
Two Values — Impact × Returns

社会性と、経済性

本ファンドは、企業の投資として二つの価値を両立します。脱炭素という社会的意義と、供給不足の市場から得る収益。どちらか一方ではなく、両方を満たす実物資産投資です。

Economics / なぜ、収益が出るか

供給不足の市場から、
収益を生む。

  • 需要は急増、供給はほぼ空 ── 国策で広がる、供給不足の成長市場
  • FITのような固定価格に依存しない、三本柱の市場収益
  • 自己償却・前傾分配で、出資元本を運用初期に回収する設計
  • 系統接続枠を確保した、確定・連系済みの実物資産に限定

「社会に必要とされ、収益も出る」 ── 投資委員会の大義名分と、リターンの両方に応える設計です。

How It Earns — In 3 Steps

蓄電池は、どうやって稼ぐのか。

「安く買って高く売る」だけではありません。蓄電池の収益の中心は、もっとシンプルです。

STEP 01

貯める

電気が余る時間帯に充電。コストを抑えて電力を蓄えます。

STEP 02

待機する

いつでも応じられる状態で待つ。送配電網との通信回線も不要です。

STEP 03

応じる

周波数の乱れに10秒以内で自動応答。電力の安定を支えます。

ここがポイント
放電しなくても、"待機"しているだけで対価を得る。
本ファンドの中核収益は、この「待機する容量(ΔkW)」への支払いです。電気そのものの売買ではなく、"いつでも応じられる状態"を提供することへの対価 ── だから収益が読みやすい。これが系統用蓄電池の事業性の核心です。
The Opportunity

国策で広がる市場が、ほぼ"空席"。

本ファンドの主戦場は「一次調整力(オフライン)」。再エネ拡大とデータセンター等の需要増で必要性が高まる一方、供給は大きく不足しています。その空白を、いま蓄電池が埋めています。

市場の未充足 ── 需要に対する不足分96.6%
全国・年間で、募集された調整力の約96.6%が未充足(2025年度/一次調整力オフライン)。= 入る余地が、まだ大きい。
その市場での蓄電池の落札シェア97.8%
火力・揚水はほぼ不参加。この市場では蓄電池が落札の約97.8%を占める ── ほぼ独壇場です。
約2,400万kW
系統用蓄電池の接続申込量(2025年9月末)
3.9
接続申込量の前年比の伸び
0.3%
うち連系済みの実現率(実装が大きく遅れている)
2040
再エネ比率40〜50%を掲げる国の方針(第7次エネ基)

出典:電力需給調整力取引所(EPRX)取引実績、資源エネルギー庁 次世代電力系統ワーキンググループ資料、第7次エネルギー基本計画、サイエンスエックスによるエリア別約定実績の分析。希少性・需給は制度と公表値に基づく事実であり、将来の価格・収益を保証・主張するものではありません。なお、上限価格の段階的引下げや連系の増加は、中長期的に収益の逆風としても作用します(「リスク」参照)。

Revenue — Three Pillars

稼ぎ方は、三本柱。

本ファンドの収益は、性格の異なる三つの市場から得ます。中核を需給調整市場に置き、容量市場と卸電力市場を組み合わせて収益機会を広げます。いずれもFITのような固定価格には依存しません。

中核 / Balancing

需給調整市場
(一次調整力・オフライン)

調整力として待機する容量(ΔkW)への対価。周波数の乱れに10秒以内で自動応答し、通信回線も不要。高圧2MW級の蓄電池が最も得意とする、本ファンドの中核収益源です。

下支え / Capacity

容量市場

将来の供給力(kW)をあらかじめ確保する市場。実需給の4年前のオークションで、供給力を提供できる状態を保つことの対価を得ます。需給調整市場より収益が安定的で、同じ設備で両立します。

上乗せ / Arbitrage

卸電力市場(JEPX)

電力が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電する価格差収益(アービトラージ)。市場環境に応じて中核収益に上乗せする、三つ目の収益機会です。

Source of Distributions費用控除後の事業収益を、投資家へ分配

三つの市場は同じ蓄電池で運用します。本ファンドの収益見通しは、最も実績のある中核(一次調整力)を軸に置き、容量市場・卸電力市場を慎重に織り込んで構成しています。各市場の制度・価格は変動するため、実際の構成比は運用状況により変わります。

How Returns Work — Self-Amortizing

前傾。早く返り、長く続く。

分配(イメージ) 元本回収の目安 運用1年 10年
※ イメージ図(数値なし・実数を示すものではありません)

本ファンドは「自己償却型」。系統用蓄電池という実物資産を運用10年で経済的に償却しきり、投資家のリターンは各期分配の累計として実現します。満期時に出資元本を別途買い戻す仕組みはなく、元本は運用期間中の分配を通じて回収される設計です。

分配は運用初期が厚く、年々逓減する前傾型。中核収益源の単価が制度上の上限引下げに沿って中長期的に低下していくと見込まれるためで、裏を返せば出資元本を早期に回収できることを意味します。

満期時のリパワリング残価(連系済みサイトと再利用可能な機器の更新価値)は、実現した場合の上振れ要素です。

具体的な分配額・想定IRR・出資回収時期・シナリオ別の試算は、本ページには掲載していません。秘密保持契約(NDA)の締結後に、財務モデルおよび組入候補案件リストとあわせて開示します。

Scheme & Structure

体制図 ── お金と役割の流れ。

系統用蓄電所を保有・運用する合同会社(SPC)を新設し、投資家はSPCへ匿名組合出資を行います。SPCの社員持分は一般社団法人等が保有し、スポンサーの信用リスクから倒産隔離。建設・運用は、上場企業グループを中心とする実績ある事業者が担います。

出資 分配 社員持分・倒産隔離 運営・用地 資産運用 取得・保有 建設・O&M 市場で運用 運用 収益 投資家(法人投資家) 一般社団法人 倒産隔離 SPC(営業者・合同会社) 蓄電所を保有・運用/ファンドごと新設 サイエンスエックス㈱ 企画・組成・運営管理・用地 めぶき投資顧問㈱ 資産運用・SPC管理(AM) 上場企業グループ EPC(建設・O&M) 大手アグリゲーター 上場企業グループ/市場運用 系統用蓄電池(実物資産) 高圧 2MW/8MWh 級 電力市場(収益の三本柱) 需給調整・容量・卸電力(JEPX)

金色=資金の流れ(出資・分配・収益)/ 紺色=契約・役務の関係。 蓄電所が電力市場で得た収益はSPCに帰属し、費用控除後に投資家へ分配されます。最終的な法的ストラクチャーは弁護士および関係金融機関との協議のうえ確定します。

当事者役割
サイエンスエックス株式会社企画・組成・運営管理。案件の発掘・組成・仕入れ、稼働後のモニタリング、発電所用地の取得・保有(SPCへ賃貸)。
営業者(SPC・合同会社)系統用蓄電所を保有・運用する特別目的会社。ファンドごとに新設。
一般社団法人SPCの社員持分を保有し、スポンサーからの倒産隔離を担う。
めぶき投資顧問株式会社アセットマネジメント。SPCの管理・資産運用。
大手アグリゲーター(上場企業グループ)蓄電池を束ね、需給調整市場・容量市場・卸電力市場への入札・運用・精算を担う。
EPC事業者(上場企業グループ)蓄電所の建設(EPC)および運転・保守(O&M)。再エネで実績ある上場企業グループが元請を担う体制を想定。
Why ScienceX

工学博士が、中立に見極める。

サイエンスエックスは、全国の系統用蓄電池・発電所用地の案件を発掘・精査する独立系の専門会社です。メーカーにもEPCにも属さない中立の立場で、工学博士が技術DD(目利き)を行い、事業性のある確定案件だけに絞り込みます。

You / 投資家がすること

出資と、意思決定だけ。

  • 案件・条件を確認し、出資を判断する
  • 各期の分配と運用レポートを受け取る
  • 以上。建設・運用・保守・市場対応の実務はありません
ScienceX / こちらがすること

残り、全部。

  • 確定・連系済み案件の発掘・組成・取得
  • 保有・O&M(保守)・性能評価・保険付保
  • 市場運用(アグリゲーター連携)とモニタリング
Risks — Stated Plainly

最重要は、市場価格の変動。

本ファンドの収益の中心は需給調整市場(一次調整力・オフライン)の取引であり、その単価が最も影響の大きい変動要因です。上限価格は制度改正で段階的に引き下げられる方針が示されており、蓄電池の連系増加に伴い競争も強まると見込まれます。当社はこの単価低下を収益見通しに正面から織り込み、複数シナリオで評価します。ただし、価格変動リスクそのものを完全に排除することはできません。本ファンドは自己償却型のため、満期時の資産売却の成否にリターンが左右されない設計です。

制度・規制変更

上限価格・指標価格(Net CONE)・市場再編等の変更が収益に影響(プラス・マイナス両方向)。

設備・技術・災害

経年劣化・機器故障・火災・自然災害。実績ある設備、O&M体制、損害保険の付保で対応。

流動性

中途解約・持分譲渡・二次流通の仕組みがなく、約10年間資金を固定。余裕資金による長期投資に適する。

信用・カウンターパーティ

関係当事者の信用力低下・履行不能。倒産隔離を企図した設計と、実績ある関係者の選定で対応。

運営・アグリゲーション

需給調整収益は入札の巧拙・落札率に左右される。実績ある大手への委託とモニタリングで対応。

建設・完工

工期遅延・資機材コスト上昇・連系手続きの長期化。元請統括方式(確定価格引渡し)で負担を限定。

保守シナリオは想定される下振れの一つの試算であり、保証された下限ではありません。本ページは想定されるリスクの要点であり、投資判断にあたっては開示資料の全文をご確認ください。

Frequently Asked

よくあるご質問

これは社会貢献ですか、それとも投資ですか。
両方です。系統用蓄電池は再エネの大量導入と電力系統の安定を支える社会インフラであり、同時に、需給調整・容量・卸電力の各市場から収益を得る実物資産投資です。脱炭素への貢献を、収益を伴う形で実現できる点が特徴で、御社のサステナビリティの取り組みとしても位置づけられます。
誰が、誰に売電するのですか(入札ですか)。
電気そのものを「売る」のではなく、周波数を維持するための調整力(待機できる容量=ΔkW)を各エリアの一般送配電事業者に提供し、その対価を得ます。市場参加は入札方式で、入札・約定・精算は大手アグリゲーターを通じて行います。
売電できず、収入が出ないことはありますか。
入札しても、その時間帯の約定価格を上回る入札であれば約定せず、その分の収入は発生しません。入札量のうち約定する割合を「落札率」と呼びます。現在は供給不足で高水準ですが、本ファンドは将来の低下を見込み、複数シナリオで保守的に試算しています。
三つの市場は同時に使えるのですか。
同じ蓄電池で運用します。中核は需給調整市場(一次調整力)で、容量市場は4年前に供給力を確保し対価を得る安定的な収益、卸電力市場(JEPX)は価格差を取る上乗せ収益です。容量市場の供給力提供義務が実際に発動する局面ではその対応が優先されますが、限定的な機会にとどまります。
許認可はすべて取得済みという理解でよいですか。
高圧2MW級(敷地原則1,000㎡前後)は、開発許可・林地開発・建築基準法上の工作物確認の対象外です。リチウムイオン電池の消防確認は系統連系の検量申請時に事業者側で完了しています。系統接続・用地が確保され、個別手続きが完了した案件のみを組入対象とします。
具体的な利回りや案件リストは見られますか。
想定IRR・分配額・出資回収時期・組入候補案件リスト・財務モデルは、本ページには掲載していません。法人投資家の方を対象に、秘密保持契約(NDA)の締結後に一括で開示します。下記よりお問い合わせください。
For Corporate Investors

まずは、個別にご相談ください。

確定数字・組入候補案件リスト・財務モデル・シナリオ別の想定リターンは、NDA締結後に開示します。法人投資家の方からのお問い合わせを承ります。ご相談・資料請求は無料です。

またはメール・お電話で:s@scix.co.jp03-6403-4095