New 法人投資家向け「系統用蓄電池 証券化ファンド」のご案内 ── 確定・連系済みの蓄電所を、実物資産として法人で保有。 ファンドの詳細を見る →
For Investors

系統用蓄電池への投資 —
法人が1棟で持つか、ファンドで持つか

系統用蓄電池は、電気を売る設備ではなく、電力系統のために「いつでも動ける状態で待つ」ことに対価が支払われる設備です。固定価格はなく、収入は市場で決まります。
法人がこの設備に投資する入口は3つあります。どれを選ぶかで、必要な資金の性質・手間・出口が変わります。

3 つ
投資のかたち
3 市場
需給調整・容量・卸電力(FIT非依存)
高圧〜特別高圧
2MW級から10MW以上まで
NDA 後に
価格・利回り・書類を一括開示
当社は、案件を仕入れて売る会社です。
ファンドは案内と取次ぎで、組成・運用は投資顧問が担います。

投資のかたちは3つある — 1棟を自社で持つ/ファンドで持つ/権利を買って建てる

どれが正しいかではなく、御社の資金と決算と手間の許容量で決まります。

01

1棟を自社で持つ

高圧2MW級の完成した蓄電所を1棟、御社の名義で買います。設備を事業に使い始めた期の税制が直接効くのはこの形で、決算期の事業会社が選びます。売主と直接契約し、運用はアグリゲーターに委ねます。手間は最も多く、自由度も最も高い。詳しくは 案件を買う へ。

02

ファンドで持つ

複数の蓄電所を器(GK-TK)にまとめ、出資持分として持ちます。個別の設備を選ばず、運用も器の側で行われます。1棟より入りやすく、設備の自由度は下がります。税制の効き方も1棟とは違うので、顧問税理士と先に確認してください。器の案内は ファンド へ。

03

権利を買って建てる

接続検討の回答と用地が固まった段階で権利を取得し、工事は御社が選んだEPCと直接契約します。完成前に売主へ大金を預ける形を避けられます。連系までの時間を自分で管理する必要があり、建てる工程に関わる覚悟が要ります。

収入は市場で決まる。固定価格が無いことを最初に受け入れる

太陽光の売電は20年の固定価格でした。蓄電池にそれはありません。収入の柱は3つで、いずれも毎日・毎年動きます。

  • 需給調整市場 — 周波数を保つために「待機する」ことへの対価。蓄電池が最も得意な一次調整力を含む5商品があり、上限価格は2026年に段階的に引き下げられました。
  • 容量市場 — 将来の供給力を確保するための対価。単価はエリアと年度で違います。
  • 卸電力市場(JEPX) — 安い時間に充電し、高い時間に放電する値差の取引。

この3つをどう組み合わせるかで、同じ設備でも年間の収入は変わります。組み合わせを日々判断するのはアグリゲーターで、御社はその手数料を払います。制度と実測は 需給調整市場とは、エリア別の取引実績、3つの収益源 に分けて書いています。

儲かるかどうかは、何で決まるのか

利回りの数字はここには書きません。案件ごとにNDA後にお出しします。
代わりに、その数字を動かす変数を先に並べます。

01

エリア(管内)

需給調整市場の不足率も容量市場の単価も、9つの電力エリアで違います。同じ2MWでも、置く管内で年間の収入が変わります。

02

接続の条件

工事費負担金の額、連系までの月数、出力制御の有無。接続検討の回答書に書いてあることが、そのまま初期費用と収入の開始時期を決めます。

03

機器と工事の費用

蓄電池・PCS・変圧器・工事。国産か海外製か、補助金を使うかで実質の費用が変わり、補助金には長期保有と転売制限の条件が付きます。

04

アグリゲーターの手数料と運用方針

収入の何割を渡すか、どの市場にどう出すか。契約書を見ないと実質の取り分は分かりません。

05

資金の性質

蓄電池は担保になりにくく、都市銀行の融資は付きにくいのが実情です。自己資金か、公庫・地銀との協調か。ここで買える案件の範囲が決まります。

06

連系の時期と決算期

税制が効くのは設備を使い始めた期です。連系が決算期の後にずれると、当期に落ちません。

何年で回収できるかは、何で決まるのか

回収年数は、初期費用(設備・工事・負担金)と、年間の純収入(市場収入から手数料・保守・保険・税を引いたもの)の比です。上の6つの変数が両方の側に効きます。市場の単価は毎年見直されるので、初年度の数字をそのまま20年伸ばす計算はしません。当社が案件ごとにお出しする資料には、複数の単価シナリオと感度分析を付けています。考え方は 蓄電池の利回りはどう読むか に書きました。

投資判断の前に確かめる書類

秘密保持契約の後に、一括でお出しします。小出しにはしません。

01

接続検討の回答書

電力会社が「この場所に、この規模でつなげる」と書面で答えたもの。日付と工事費負担金の額、工期の起算がここにあります。

02

登記と用地の権利

土地の所有か賃借か、地上権か。相続や共有の状態。市街化調整区域かどうかも、ここで確かめます。

03

工事費負担金の証憑

払い込み済みか、金額が確定しただけか。ここで案件の段階が分かります。

04

機器の仕様と認証

蓄電池・PCSの型式と、JC-STARの登録番号。補助金を使うなら、対象機器かどうかがここで決まります。

05

アグリゲーター契約の案

手数料の建て付けと、どの市場にどう出すかの方針。

06

契約書のひな形

売買契約・手付の扱い・本回答で条件が変わったときの扱い。稟議に添えられるように先にお渡しします。

買う前の技術チェック(9領域)を読む →

出口 — 誰に、いつ売れるのか

蓄電所は動き始めてからも売れます。すでに通電して市場に入っている設備は、売上が見えるぶん、建つ前の権利より高く扱われます。空室のアパートと満室のアパートの違いです。

ただし条件があります。市街化調整区域の設備は、電気事業者でないと持てないことがあり、買い手が狭くなります。補助金を使った設備には転売の制限が付きます。市場に参加するための資格は、買った人に自動では移りません。出口を考えるなら、買う前に「誰なら次に買えるか」を確かめておくのが順番です。

当社は売買の両側に立っています。持っている蓄電所を売る段になったら、案件を売りたい方へ からご相談ください。

当社は、案件を仕入れて、売る会社です

01

契約は売主と直接

当社は名義を挟みません。当社が先に権利を買い取っている案件では、当社が売主です。どちらかは最初にお伝えします。

02

報酬は成約したときだけ

料率と負担者は案件の建て付けごとに決まり、初回のご案内で明示します。検討の途中で費用はいただきません。

03

並べる前に確かめる

接続検討の回答書・登記・負担金の証憑を、工学博士が自分で確かめてから案件を並べます。メーカー・EPCと資本関係がないので、機器の選定に売りたい都合が入りません。

決算月と、当てたい利益の規模を添えてご相談ください

間に合う案件だけを選んでお返しします。返信は代表の中島がします。
秘密保持契約は、資料をお出しする段階で結びます。

投資の相談をする →
販売中の案件を見る(NDA不要)

s@scix.co.jp | 03-6691-3484

このページの監修
中島 晋也(サイエンスエックス株式会社 代表取締役・工学博士)

系統用蓄電池の案件を仕入れて売る実務と、案件の技術確認の経験に基づいて執筆・監修しています。数字は一次資料または当社の公開データ記事に出典があるもののみ載せています。

公開 2026-07-01 / 最終更新 2026-09-05