回答書の数字は、同じ様式でも、管区・連系点の種類・充電側の対策の有無で桁が違います。まず全国の公開統計で回答書の位置を押さえ、次に当社に売却や紹介で来た案件の回答書を読んで数えた範囲を並べます。当社の数字は市場の平均ではなく、地点・社名・個別の金額は出しません。

この記事の内容
全国では、接続検討を受け付けた容量に対し、連系済みは1%に届かない 回答は、期限いっぱいで来る 連系点と充電側で、負担金と工期が決まる 同じ高圧2,000kW以下でも、会社で水準が違う 回答書の額は、時期でも動く 電力会社ごとの違い 2026年に変わったこと 買う人は、こう使う。自分で申し込む人は、こう使う よくある質問

全国では、接続検討を受け付けた容量に対し、連系済みは1%に届かない

接続検討を受け付けた容量
2.1億kW
約2億1,100万kW
2026年6月末・高圧以上
契約申込みを受け付けた容量
4,100万kW
約4,100万kW
(受付の時点で連系予約が入る)
連系済み
128万kW
受け付けた容量の0.6%
(3月末84万kW、2025年12月末64万kW)

資源エネルギー庁 第13回次世代電力系統ワーキンググループ 資料2(2026年10月6日)p.3。系統用蓄電池・高圧以上。0.6%は当社の計算。資料は、接続検討を受け付けたもののすべてが系統接続に至るものではない、と注記しています。

接続検討を受け付けた約2億1,100万kW契約申込みを受け付けた約4,100万kW連系済み128万kW(受け付けた容量の0.6%)出典:資源エネルギー庁 第13回次世代電力系統WG 資料2(2026年10月6日)p.3。高圧以上の系統用蓄電池、2026年6月末
図1|接続検討を受け付けた容量に対し、連系済みは0.6%(2026年6月末)。申込みの時期がずれているので単純な成功率ではないが、多くの案件は手続きの途中にあり、回答書は入口の紙にすぎない。

系統用蓄電池の接続検討の受付は、2024年度に9,544件と前年の約6倍になり(接続検討全体は14,276件。いずれも500kW以上の集計)、2025年度には2.5万件程度まで増えました。契約申込みは2025年度で3,900件程度です。

接続検討の受付件数(系統用蓄電池)件600程度2022年度1,5992023年度9,5442024年度2.5万程度2025年度契約申込みの件数(系統用蓄電池)件(資料にある2時点だけ)40程度2022年度3,900程度2025年度出典:第5回次世代電力系統WG 資料2(2025年11月14日)、第12回 資料2(2026年8月6日)。約の付く値は資料の表記のまま
図2|接続検討の受付件数(系統用蓄電池)と、契約申込みの件数。回答書は増え、承諾まで進む案件は選別される方向にある。

資源エネルギー庁は審議会への資料(2026年3月)で、回答期限直前の回答が常態化し、受付にも長い期間がかかっていると書いています。2026年8月1日からは、系統用蓄電池の接続検討に一事業者あたりの上限が付きました。回答書の数が増え、承諾まで進む案件が選別される方向です。

回答は、期限いっぱいで来る

60日70日80日90日100日原則3か月(約91日)東京関西中国中部九州東北受付の前の書類の確認:2か月程度(広域機関が受け付けた案件の実績)足すと、申込みから回答書を手にするまで5か月前後当社の束の中央値(受付日→回答日)。会社ごとの全国統計は公表されていない
図3|受付日から回答日までの日数の中央値(当社の束)。どの会社も原則3か月の期限のほぼ満了で来る。受付の前の書類の確認・修正に、広域機関は2か月程度かかっているとしている(広域機関が受け付けた案件の実績)。

受付日から回答日までの中央値は、東京・関西・中国81日、中部84日、九州88日、東北91日。原則3か月の期限のほぼ満了です。広域機関は、受付の前の書類の確認・修正に2か月程度かかっているとしています(広域機関が受け付けた案件の過去5年の実績)。これに回答の3か月を足すと、申込みから回答書を手にするまで5か月前後です。全国統計では、2025年度に回答した接続検討(500kW以上・全電源)のうち3か月を超えたのは0.58%ですが、測っているのは受付後の期間だけで、全国統計に出ない遅れが受付の前にあります。

連系点と充電側で、負担金と工期が決まる

連系点の種類で負担金の中央値(税抜)送電線に連系(特高)約2億円配電線に連系(高圧)約560万円工期の中央値(入金後)送電線に連系(特高)42か月配電線に連系(高圧)10か月充電側(順潮流)起因の対策・制約で負担金の中央値(税抜)対策・制約あり約2,700万円なし約800万円工期の中央値(入金後)対策・制約あり17.5か月なし11か月回答書3.(2)の「工事の必要性」に「順潮流」「充電」の語があるか、連系点が送電線か配電線か。この2つで桁が決まる充電側の対策・制約が付いた回答は4分の1強。会社で差があり、中国では全部、東北では約半数、中部と九州では4割弱に付き、東京と関西ではほとんど見なかった。送電線に連系する特高は、入金後4年前後を見込む
図4|連系点が送電線か配電線かで負担金は30倍以上・工期は約4倍、充電側の対策が付くと負担金は約3倍・工期は約1.6倍(当社の束の中央値)。

高圧の負担金は、引込みの架空線工事がいちばん大きい。負担金の内訳で金額の合計に占める割合は、架空線工事37%、変電設備工事14%、地中線工事5%、通信設備5%、計量設備2%(読み方編の図4)。バンク逆潮流対策は1割の回答書にありますが金額は小さく、上位系統工事の行に金額が入った回答はほとんどありませんでした。

連系点が送電線か配電線かで、工期は4倍違う。送電線に連系する特高は負担金の中央値が2億円台、工期は入金後42か月。配電線に架空で連系する高圧は負担金の中央値が約560万円、工期は10か月でした。

充電側の対策が付くと、工期は約1.6倍。順潮流(充電側)起因の対策や制約が書かれた回答は4分の1強。付いた回答の工期の中央値は17.5か月、負担金は約2,700万円。付かない回答は11か月、約800万円。会社で差があり、中国は全部、東北は約半数、中部と九州は4割弱に付き、東京と関西ではほとんど見ませんでした。

「希望日には連系できない」と書かれる割合。九州58%、関西40%、中部31%で、東北は0、東京はほぼ無しでした。連系点の選定理由は8割が「最寄り・最低コスト」で、最寄りが容量不足だった回答は6%でした。

同じ高圧2,000kW以下でも、会社で水準が違う

負担金 円/kW の中央値(高圧・50kW超〜2,000kW・2026年3月以前の回答・当社の束)税抜・当社観測東京約1,300円/kW中部約1,900円/kW関西約4,600円/kW九州約10,400円/kW東北(全期間)約25,000円/kW東北の特高(1万kW超)は、負担金の中央値が約2億900万円、工期は48か月(本文の「送電線に連系する特高」とは数えた範囲が違う)。水準の差は制度ではなく、その系統の混み方と、申込みが集中している場所の差。負担金の額と工期は下の表に。
図5|同じ高圧でも、円/kW の中央値は東京と東北で約20倍違う(当社の束・2026年3月以前の回答)。
表1|図5の数字。管区別の中央値(高圧・50kW超〜2,000kW・2026年3月以前の回答・税抜・当社観測)
管区負担金の中央値円/kW の中央値工期の中央値(入金後)
東京約260万円約1,300円8か月(別に「受給契約申込後」の時計が17か月)
中部約380万円約1,900円11か月
関西約920万円約4,600円10か月
九州約2,070万円約10,400円14か月
東北(全期間)約3,240万円約25,000円17か月

当社に売却や紹介で来た案件の接続検討回答書(最新版)を読んで数えた中央値。市場の平均ではなく、件数の少ない管区は幅のある目安として読む。北陸・四国・中国は件数が少なく伏せた(北海道の回答書は当社の束に無い)。

なぜ会社で違うのか。東京は、連系点の選定理由が全部「最寄り・最低コスト」で、充電側起因の対策もほとんど付きません。配電線の容量に余裕があり、引込みの架空線と計量・通信だけで済む回答が多いので、負担金は安く、入金後の工期も短くなっています。ただし東京だけが「受給契約申込後」の時計を別に書き、その中央値は17か月です。入金後8か月の行だけで読むと見誤ります。九州と東北は、充電側起因の対策と変電設備の工事が付きやすく、負担金も工期も大きくなります。中部は回答書の額が小さい一方で、承諾で額が増えた組が多くなっています(3組に2組)。概算の精査が承諾の段で起きている、と読めます。差を生むのは制度ではなく、その系統の混み方と、申込みが集中している場所だ、と当社は読んでいます。

回答書の額は、時期でも動く

2026年3月以前の回答約3,700円/kW2026年4月以降の回答約10,000円/kW(2.7倍)負担金 円/kW の中央値(当社の束・高圧中心)2026年3月10日、広域機関が送変電設備の標準的な単価(工事費を確かめる参考)を10年ぶりに更新。特高の主要4工事で平均約1.6倍当社の束は件数が少なく会社の偏りもあるので、傾向としてだけ読む
図6|回答の時期で、円/kWの中央値が2.7倍違う(当社の束。件数が少なく会社の偏りもあるので、傾向として)。

2026年4月以降の回答は、円/kWの中央値が3月以前の2.7倍でした。広域機関は2026年3月10日、回答書の工事費が妥当かを事業者が確かめるための参考として公表している送変電設備の標準的な単価を10年ぶりに更新し、特別高圧の主要4工事(架空線・地中線・引出設備・変圧器)で平均約1.6倍になりました。当社の束の2.7倍は高圧が中心で、この更新と時期が近い、というところまでしか言えません。古い回答書の額を前提に買値や事業計画を組むと、承諾や精算で上がる方向に外れることがあります。精算は承諾編のとおり、下がる方向にも動きます。保証金は回答書の概算に10%(系統用蓄電池)を掛けて決まるので、概算が低い古い回答書なら保証金も低くなります。ただし保証金は工事費負担金に充てられるだけで、承諾で負担金が上がればその分を払います。

電力会社ごとの違い

手続きの骨組みは広域機関の規程で全社共通です。接続検討の回答の有効期限は1年、保証金は接続検討回答の工事費負担金概算の5%(系統用蓄電池は10%)、連系承諾で連系予約が確定、承諾後1か月以内に工事費負担金契約、2026年10月1日以降に受け付けた契約申込み(FIT・FIP予定を除く)は承諾後2か月以内に使用権原の書類。特別高圧の需要地点の入金期限(供給承諾から3か月)も各社共通です(表3)。会社で違うのは、接続検討数の上限、書類の名前と別紙、事前相談で見る範囲、工期の書き方、充電側(需要側)の扱いです。いちばん右の列は、当社が読んだ回答書で目についたことで、当社に来た案件の範囲の話です。

表2|電力会社ごとの違い(2026年10月時点の公開資料と、当社の束で目についたこと)
会社接続検討数の上限
(2026年8月1日〜)
承諾の書類の呼び名回答書・手続きで目につく違い
北海道電力NW5件発電設備等に関する契約申込みの回答について(承諾)と、発電量調整供給承諾書(資源エネルギー庁の一覧には詳細工事設計結果も載る)契約申込み後の検討を「詳細工事設計(技術検討)」と呼ぶ。充電制御装置を付ける前提で申し込む場合(対象は27系統)は、抑制の見込み(時間・率)を接続検討の回答で示す。ローカル系統の混雑管理システムは2026年度末に運開予定
東北電力NW6件高圧(FIT以外)は系統連系承諾書と工事費負担金契約書、特高は「系統連系に係る契約のご案内」当社の束では、注意事項に標準的な単価の参照先と、撤去資材の残存価額は精算時に確定と書き足してある。充電側起因の対策が約半数に付き、特高の工期は入金後4年前後
東京電力PG11件発電設備等契約申し込みに対する回答について(承諾)、託送供給の承諾のお知らせ特高(154kV・66kV)は、事前相談の回答時か接続検討の申込み時に概算負担金・概算工期を示す(地中線は除く)。当社の束では、工期を「受給契約申込後」と「入金後」の2本で書く。2026年10月1日から、発電量調整供給の申込みは発電契約者から出すことを徹底し、決まっていない申込みは差し戻す(約款は従来から発電契約者が申込者)。2026年4月14日から、特高の回答書を系統解析用のデータで作る運用(注)
中部電力PG7件契約申込みに対する回答書(中部の書式)承諾書に別紙2点(検討結果説明書・連系に伴う取り決め)が付き、本文に工事概要図・概略工程表と、連系時に出す技術資料・試験データの項目がある。発電量調整供給の申込みは接続供給の申込みが確認できてから受付。当社の束では、承諾で負担金が増えた組が3組に2組
北陸電力送配電5件発電量調整供給承諾書、連系に関する契約書「技術検討結果のお知らせおよび工事費負担金のご請求」が一つの段になっている
関西電力送配電12件発電設備等に関する契約申込みの回答について(承諾)(様式PP3)充電側の接続供給契約は小売電気事業者からの申込みだけ。承諾の別紙の工期は「工事費負担金入金後○週間」。当社の束では「希望日には連系できない」旨の文が4割
中国電力NW5件同上(PP3)当社の束では、全部に充電側起因の対策工事が付いた
四国電力送配電5件同上(PP3-20240410)公開資料で目につく違いは無い
九州電力送配電8件技術検討回答書(接続検討から変更があるときだけ)+「発電設備等に関する契約申込みの回答について(承諾)」QA集に、保証金の入金期限が接続検討回答の有効期限日(回答日から1年後)だと書いている。当社の束では、注意事項にも有効期限を書き足してあり、「希望日には連系できない」旨の文が約6割、回答までの日数の中央値88日
沖縄電力当面なし契約申込みに対する回答について(資源エネルギー庁の一覧)系統用蓄電池の接続検討数の上限は当面設けない(申込みの状況で検討)

上限件数は第11回次世代電力系統WG 資料2(2026年6月10日)と各社のお知らせ、沖縄は第9回 資料1(2026年3月27日)。(注)東京電力PGは2026年6月2日、公開していた系統情報の誤りを引用した回答書が2,766件(うち特高の接続検討1,074件)あったと公表し、4月14日から特高の回答書を系統解析用のデータで作る運用に変えた。東京から事前相談・接続検討の回答を受けた案件は、東京から連絡が来ていないかを確かめ、来ていなくても対象かを問い合わせる。呼び名は各社の公開様式と、資源エネルギー庁「FIP新規認定における接続の同意を証する書類」(2025年4月1日更新)による。書類の呼び名は、電圧や契約の種類で変わることがある。

2026年に変わったこと

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月土地に関する書類が接続検討の申込みの要件に4月1日保証金 5%→10%負担金の分割は初回50%以上6月発電側と需要側の同時申込みを流れに反映8月1日一事業者あたりの接続検討数に上限10月1日使用権原の書類を承諾から2か月以内に2026年の年表(接続検討から承諾後2か月までの規律が、5段階で強まった)古い回答書を手にしている人ほど、申込みの時点のルールで読み直す回答が3月以前でも、申込みの受領が4月以降なら保証金は10%。10月1日以降に受け付けた申込みは、承諾から2か月以内に使用権原の書類
図7|2026年の年表。接続検討から連系承諾後2か月までの入口の規律が、1年のうちに5段階で強まった。
表3|2026年に変わったことと、誰に効くか
いつ何が変わったか誰に効くか
2026年1月2026年1月(各社は1月5日)以降に受け付ける接続検討・契約申込みで、土地の情報をまとめた書類(様式6「土地調査結果」)が要件に。全発電等設備が対象。使用権原の取得までは求めない自分で申し込む人
2026年4月1日系統用蓄電池の保証金が、接続検討回答の工事費負担金概算の5%から10%に(4月1日以降に受領する契約申込みから。回答が3月以前でも対象)。系統用蓄電池の工事費負担金を分割払いにするときは、初回に総額の50%以上契約申込みをする人、承諾前の案件を買う人
2026年4月東京電力PGがローカル系統で再給電方式に基づく出力制御を開始。資源エネルギー庁「系統情報の公表の考え方」を改定運用の前提を見る人
2026年6月広域機関が「系統アクセスの流れ」に、系統用蓄電池の発電側と需要側の契約申込みを同時に出す整理を反映(適用の開始日は各社の受付窓口で確かめる)契約申込みをする人
2026年8月1日系統用蓄電池の接続検討で、回答前の件数に一事業者あたりの上限。北海道5・東北6・東京11・中部7・北陸5・関西12・中国5・四国5・九州8件、沖縄は当面設けない(送配電等業務指針 第81条の2)。7月31日までに受け付けた分は従来どおり回答自分で申し込む人、複数案件を持つ売主
2026年10月1日10月1日以降に契約申込みが受け付けられた高圧以上の発電設備等(FIT・FIP予定を除く。系統用蓄電池を含む)は、連系承諾から原則2か月以内に用地の使用権原を証する書類を出す。出さなければ連系予約を取消し(業務指針第97条第2項第4号。合理的な理由があれば各社が定める期間まで)。契約申込みの書類と使用権原の書類に虚偽の記載があった場合も取消し事由に。各社とも(沖縄は未確認)、特別高圧の需要地点は供給承諾から工事費負担金の入金まで3か月以内(守られなければ申込みを取消し・解除。系統用蓄電池に限らない)。東京電力PGは、発電量調整供給の申込みを発電契約者から出すことを徹底。広域機関の接続検討回答書(別添)の様式が202610版に(AP8・AK7)これから契約申込みをする人。承諾済みの案件を買う人は、その案件の契約申込みの受付日を確かめる

検討が続いているもの(2026年10月6日の第13回次世代電力系統WG時点):接続検討料の引上げ(系統用蓄電池が対象)、土地の確保に関する追加の対策、低圧の系統用蓄電池への対策、事業者の都合で工事を遅らせている案件の確保容量の扱い、順潮流(充電)側のノンファーム型接続(計画値制御。導入には5〜7年かかるとされ、その間は、充電制限を前提とする暫定の接続の対象を広げ、一律のルールにする方向で検討)。

買う人は、こう使う。自分で申し込む人は、こう使う

買う人は、こう使う

自分で申し込む人は、こう使う

よくある質問

東京電力PGの回答書の負担金が、ほかの会社より安いのはなぜですか?

配電線の容量に余裕があり、引込みの架空線と計量・通信だけで済む回答が多いためと当社は読んでいます。ただし東京は「受給契約申込後」の時計を別に書き、その中央値は17か月です。この回の「同じ高圧2,000kW以下でも、会社で水準が違う」をご覧ください。

2025年に出た回答書の額を、そのまま買値や事業計画に使ってよいですか?

承諾や精算で上がる方向に備えてください。当社の束では、2026年4月以降の回答は円/kWの中央値が3月以前の2.7倍で、広域機関が2026年3月に特別高圧の標準的な単価を更新した時期と近い時期です。精算は両方向に動きます。この回の「回答書の額は、時期でも動く」と、承諾編(51-3)の「それでも動くもの」をご覧ください。

接続検討数の上限とは何ですか?

2026年8月1日から、系統用蓄電池の接続検討について、一事業者あたりの件数(回答を受ける前のもの)に上限が付きました。高圧と特別高圧を合算し、一般送配電事業者ごとに、申し込む事業者単位で数えます。会社ごとの件数は、この回の表2をご覧ください。

参考にした一次資料と、関連する記事

全国統計・審議会

負担金の精算・単価・保証金

各社の違い

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当社の集計は、当社に売却や紹介で来た案件の接続検討回答書・連系承諾を読んで数えた範囲の観測です。地点・社名・個別の金額は出していません。

この記事の監修
中島 晋也(サイエンスエックス株式会社 代表取締役・工学博士)

系統用蓄電池の案件を仕入れて売る実務に基づいて執筆・監修しています。接続検討回答書・連系承諾の読み方は広域機関と一般送配電事業者の公開資料によるもので、当社の集計は当社に来た案件の範囲の観測です。公表統計ではありません。管区別の中央値は、当社に来た案件の回答書を読んで数えた範囲で、件数の少ない管区は幅のある目安として読んでください。本稿の誤りのご指摘は s@scix.co.jp まで。